俺は朝っぱらから、眠い目をこすりながら駐車場係をしていた。
今日は市民大会。昨年までの教え子達の三年生チームが出場する日だ。俺は裏方にまわり、大会本部からの割り当て仕事をやっていたというわけだ。
係の時間が終わり、ベンチに戻る。ちょうどウチは試合中。現在1−1。
おお、いい試合ではないか。相手チームのギャラリーのばばあの金切り声がうざくてしかたがないのだが。
そんな中、ばばあどもを沈黙の海に沈める2点目が決まりおもわずガッツポーズ。頑張るなあ。体格からみると相手は四年チームだ。
その後は守りに入ることなくひたすら猛攻。一本気すぎるのが災いしてか(三年生に試合運びは期待しないが)、たった一本だけ裏を取られて失点。
結果は惜しくも2−2ドローだったが、どこにだしても恥ずかしくない堂々たる戦いぶりである。勝ち点1。
またしても成長ぶりに感激してしまった。
残念ながら、2試合目と3試合目は敗戦してしまったが、いずれも攻められっばなしではなく相当数のチャンスも作った。こいつら、まだまだ伸びそうだ。よかよか。

それにしても、今日は気分が悪くなることも多かった。対戦相手のギャラリーは相変わらずばばあどもの金切り声が響き渡っていた。何年前からも、全然かわらない。これがこどもの神経をおかしくしているということに相手チームのスタッフは気が付かないのだろうか。あ、「お月謝」いただいているうえに「お茶くみ」やら「炊き出し」やらそれなりの施しを受けている関係上、文句など言えないのだな。失礼(苦笑)
もうひとつ。これも何年前からも、なんにもかわらないものが審判の判定基準。今日はあまりにもひどいんで思わずクレームをつけてしまった。内容は以下の通り。
「たまたまひじにあたっちゃった」ハンドをいちいちファールをとる必要があるのだろうか?
バウンドしたボールをおさえようと足をだしたところに無茶に頭から突っ込んできた、という場面。これもファール(間接FK)なのか?
ボールの競り合いの場面での、体の入れ合いですぐに笛が鳴る。ファール。
あからさまに押したり足でひっかけるのは別にして、ある程度の競り合いは許容できないのだろうか?こどもはみんなバランスが悪いからころころ転がるのはしかたないのでは?
もちろん、ベンチサイドからしか見ていないのでたいしたことはいえない。
まだ10歳のこどもの試合、ピッピピッピと訳もなくゲームが途切れる。はたして何の意味があるのだろうか?
ある40代後半?の審判は俺を見下げてこう述べた。
「そりゃぁあんた、この年代からちゃんと教えておかないと、将来が駄目じゃないか」
・・・はい、わかりました。
ウチのクラブが市内の連盟主催のリーグに参加しない理由がはっきりした。
市の連盟<都協会<JFA
はい、はっきりしてますね。
まあ、「Jリーグ」を目指してがんばるこどもたちのためにせいぜいがんばってください。
台風一過とはいえ、どんより空の中気分もどんよりして一旦帰宅。
さあ、気持ちを切り替えて夜の部だ。
天皇杯3回戦、佐川東京は西が丘で中京大学と対戦。中京大はなんと駒沢大学を破っての3回戦進出だった。
さあ、天皇杯らしく普段より違ったファンもやってきて「お祭り」ム-ド(←ファンの側にとっては)の中、PM6時29分に試合は始まった。
結果経過はいろいろあるのでここでは中略(笑)
ただ、中京大があそこまで徹底的に「やる」とは。思わずびっくりした。はっきりいって戦慄の時間のほうが多かったくらいだ。
「アレ」を、そこそこスキルのある(特に11番)連中がマトモに実践してくるのだから、駒沢大が負けるのも理解できる。さすが天皇杯だ。
ひとまず1点差で4回戦進出、次はJ1だ。
帰りは十条までこの方と歩いた。
十条銀座は休日の午後9時らしく「ちゃんと」シャッターをおろしていたが、通りにただよう生活のニオイは残っていてほっとする。
安っぽい大手スーパーみたいに、ケジメなく深夜まで営業しなければならない理由などない。これが商店の正しい姿というものだ。
帰りながら、延々と話す。
フットボールって、この先どういう方向に進んでいくのだろうか。
毎週スタンドで東京東京と叫ぶオトナたちがここ数年増加して「フットボールも着実にこの国に根をおろしてるなー」と言われる(らしい)一方で、こどもの、特にU-15年代のフットボール環境はかならずしも未来へとはつながっていない。まあフットボールがこうなのだから、スポーツにかぎらず他の「お受験向け」でない分野はもっと深刻だ。
俺もどこまでがんばれるか、いやいや文句ばかりではイカン。精進せねば。
